マンハッタンで一番好きな場所

この間「マンハッタンで一番好きなエリアはどこですか」と聞かれた。
ちなみに彼女はSOHOだそう。

私は、と言いかけて黙った。ないかも、、と一瞬思った。
ミッドタウンやダウンタウンの商業的な町はあまり好きじゃない、観光客で溢れる歩道も。アッパーイーストに去年よく行く用事があったけど、私には歩いている人やブティックが30年前のスタイルに思えた。住んでる人にはごめんなさい。でも私は自然に自己表現をしている町や人が好きだから、何かの教科書に載っていたようなスタイルを皆でせーの、でやっている町にはあまり魅力を感じない。

47丁目のダイアモンド街はもはや、職場のような感じ。正直休みの日には近寄りたくないけれど、長い間通っているうちに色んなガードマンやお店のスタッフとなじみになって、ちょっとした愛とか情は確実にある。だけど、好きなのかというとうーん。

で出て来たのが、チャイナタウン。チャイナタウン好きかも。なぜならそこには個性のある食があるから。そう、マンハッタン内での好きなエリアはチャイナタウンだな!

だけど、結構な数のアメリカ人女性はチャイナタウンが嫌いだということに薄々気づいている。彼らはその料理が嫌いっていうけど、本当のところを掘り下げると、もっと根深いものがあるような感じがする。ただそれを言うとややこしいし差別主義者だと思われるから、結局料理が脂っこいから嫌いってことにしてるんだな、ということのような気がします。

マンハッタンに限定しないのであれば、やはりブルックリンが今は一番好き。
リラックスした生活と、親切心がそこにあるような気がするから。