拝む2011

あと2日で2011年も終わり。

気になるのは果たしてウチで大掃除ができるのかっていうこと。日本と違い、お店も普通に31日までオープンしているのが通常なので、私がもしお店にいたら家の大掃除が間に合わない、、、どうしよう!
まだ明日オープンするか迷っているけれど、こうなったらアメリカ方式のplay by ear(その場の状況によって決める)で行くしかない。

今年は、お店をオープンするという大きな決断があったけど、思い切ってやってみて本当によかったと思います。日々色々あって臨機応変に対応しなくてはいけないけれどお客さんは本当に温かくて、買ってくれているにも関わらず逆に私に感謝してくれる日々に、さらに私からありがとうと言う毎日です。幸せです。
こんなに地域の皆さんにお店を可愛がってもらえるなんて、天国のお父さんも「へー、そりゃよかったなー!!」と鼻息を荒くして喜んでくれていることでしょう。

お店という場所では今まで常にお客さん側にいた私。
お店に入って行って、店員さんにhelloと言われたら挨拶は返していましたが、自分がお店でお客さん達を迎える立場になったとき、お客さんのフレンドリーさに圧倒されることがしばしば。
初めてのお客さんでも手を振りながら満面の笑みで入って来るので、私自身が「あれ、知り合いだったかな?」と間違えることすらあって。

そして、いいと思ったときには全力で「好き好き!」と言ってくれるので本当に、、なんていうか正直、、気分がとてもいいです。私も生きている間、好きなものには全身で好きという気持ちを表現しようと思わされます。それは誰にとっても気分がいいから、いいことですよね。

ジュエリーのいいところは、一度買うと多分孫の代くらいまでは引き継いでもらえること。それぞれのお客さんが購入に至るまでには、それぞれの理由とストーリーがそこにあるわけで、そういうのを聞くと私お客さんが帰った後で泣いちゃいそうになります。ジュエリーを箱に入れながら何度も泣きそうになったけど我慢しています。

唐突に聞こえるかもしれないけれど、そんな色んなエピソードを聞くと世界の平和を願わずにはいられないし、世界平和っていうのはそういうそれぞれの個人や家族単位の愛情から始まってるっていうことがよく分かりました。

2012年がいい年になりますように。色んなお客さんから年末ずっと拝まれてますが(一部の人にとってはそれが日本で最高に丁寧な挨拶だと思われている模様です)私も日本に向かって拝みます。皆が元気で笑える一年になりますように。