クリスマスラプソディー

クリスマスプレゼントがこんなにも真剣に捉えられているということはアメリカに住み始めて知った。ある年、12月24日の閉店直後の大型化粧品前で、中年の男性がドアを叩いて「入れてくれ〜!妻に殺される〜!」と叫んでいたのを見たときに、(これはただ事ではないな)と感じたのを覚えている。それをあざ笑うガラスごし店内の店員たちを見たときに「狂想曲」という言葉が思わず頭に浮かびました。

こうなってくると、楽しいプレゼント選びと同時にストレスと苦痛も味わうことになるのではと心配になる。
しかも、プレゼントはひとつではない場合も多い。メジャーなプレゼント以外にストッキングスタッファーという、例の長靴の形をした靴下に小さなプレゼントをいくつも入れたりする。

クリスマスが近づくとツリーの下に名前が書かれたプレゼントがどんどん置かれていく、、、プレゼントをまだ買っていないお父さんはプレッシャーを感じて、、これ想像ですけど結構つらかったりするんじゃないでしょうか?

アメリカでももちろんクリスマスを祝わない人たちもいますが、プレゼントをしないという人はかなり少数派だと思われます。理由はやはり子供がプレゼントをもらわないとかわいそうというのが大きいように感じます。サンタクロースはユニバーサルですし、ね。

スタジオの前方にお店のスペースを持って、初めてのクリスマスですが、たーくさんの女性が夫やボーイフレンドに「あそこで買うものなら何でもいいから、プレゼントはあそこで探すべし」という指令を受けて男性陣がギフトを買いにどっとやって来てくれました。「そう彼女に言われたんだよ〜」とを聞くたび、本当にありがたく感じました。

さて、NYでは今日がクリスマスイブ。
今年は思い切り和風にクリスマスしようかと思っています。でもつい雰囲気に踊らされてチキン丸ごと買ってしまったのですが。塩麹で丸焼きしてみようかしら。