帰り道

スタジオ兼お店から家まで毎日歩いて帰るのですが、私が帰るのはお店を閉じてから3時間ほどあとなのでどのお店ももう閉店しています。

お店を閉じてからする作業もあるし、とにかく注文を受けたら作らなくてはいけないのでそれは当たり前なのだけど、真っ暗になった他のお店を眺めながら帰るとき、このお店の人は閉店してすぐ帰れていいな〜と思ってしまいます。

でも11時に帰るときでも、まだ明かりのついているお店があります。
それはとあるチャイニーズレストラン。どちらかというとファーストフードに近いタイプのレストラン。でも、カウンターの女の子はとても愛想がよくって(珍しい)、お店は古いのだけどほこりひとつもないほど綺麗にしてあって、(珍しい)、おいしいのです。(珍しい。)

前に辛くて酸っぱいあのスープ(分かりますよね)を頼んだら、人参を炒めるところから始めたのでびっくりしました。あのスープはほとんどの店が普通は作り置きだと思うのです。

とにかく、どんなに遅くなってもそのレストランから明かりがもれていてカウンターの女の子と調理人が厨房で何か作業か掃除をしています。それをシャッターの隙間から見ると私の同志っていう感じがして心がほっこり。
いつかあのカウンターの女の子と少しだけ仲良くなってみたいなあ。